2016年から連載がスタートし、週刊少年ジャンプでも大人気で映画化やTVアニメシリーズも放送された『鬼滅の刃』。TVアニメシリーズは、2023年春に『鬼滅の刃刀鍛冶の里』が放送され、時透無一郎と有一郎の兄弟や不死川兄弟の過去が明らかになり、注目を集めました。炭治郎と禰豆子をはじめ、兄弟愛について胸が熱くなるシーンが多くある『鬼滅の刃』。そこで今回は炭治郎と禰󠄀豆子の他にも！【鬼滅の刃】で描かれた兄弟愛まとめについて紹介します。
鬼滅の刃とは
原作は、吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）先生によって描かれ、集英社の「週刊少年ジャンプ」にて2016年2月より連載が開始され、2020年5月に完結。累計発行部数は1億5000万部を超え、2020年に公開された『劇場版鬼滅の刃無限列車編』は歴代興行収入1位となり、新しい記録を生み出しました。そして映画だけでなく、『竈門炭治郎立志編』『無限列車編』『遊郭編』『刀鍛冶の里編』など原作に沿って次々とTVアニメシリーズ化される程、高い人気を誇るバトル漫画です。
兄弟一覧
- 竈門炭治郎（兄）竈門禰󠄀豆子（妹）
- 時透有一郎（兄）時透無一郎（弟）
- 不死川実弥（兄）不死川玄弥（弟）
- 妓夫太郎（兄）堕姫（妹）
- 煉獄杏寿郎（兄）煉獄千寿郎（弟）
- 継国巌勝（兄）継国縁壱（弟）
- 胡蝶しのぶ（姉）栗花落カナヲ（妹）
- 富岡蔦子（姉）冨岡義勇（弟）
- 獪岳（兄弟子）我妻善逸（弟弟子）
作中おすすめ兄弟愛
時透有一郎（兄）時透無一郎（弟）
時透兄弟は、幼い頃に両親を無くしてしまいます。そのことから兄である有一郎は、無一郎を守る為必死でした。無一郎を危険から遠ざける為に、産屋敷家からの誘いも時透無一郎と喧嘩になりながらも冷たい言葉を返すのみでした。しかし、ある日鬼が2人の小屋へと侵入し、鬼は時透無一郎によって撃退したものの、有一郎は致命傷を負ってしまいます。そして、有一郎は最後に隠していた時透無一郎への自分の想いを口にするのでした。
不死川実弥（兄）不死川玄弥（弟）
父からの暴力を受け、生活を支えていた母が、あろうことか鬼となり、子どもたちを襲ってしまいました。そんな中、玄弥を助ける為実弥は鬼となった母を殺します。しかし、大好きだった母を殺したことで、実弥に酷い言葉を言ってしまった玄弥。謝りたいが為、兄を追って鬼殺隊へと入隊した玄弥。入隊後も実弥は玄弥に辛く当たります。けれど、それは実弥の覚悟の現れで、鬼殺隊としてではなく、自分たちが歩めなかった普通の生活を玄弥には送って欲しいという思いから出る言葉だったのでした。不器用な兄弟の想いは最後の最後に言葉で交わされます。
獪岳（兄弟子）我妻善逸（弟弟子）
血の繋がりはありませんが、同じ師の元で修業した兄弟弟子。獪岳は雷の呼吸の基本となる壱の型が使えず、逆に善逸は壱の型しか使えないという力量の2人。同じように師に愛され、2人で雷の呼吸の継承者となったものの、獪岳は優れた自分と劣る善逸が平等の扱いを受けていることに不満を募らせます。その為、善逸に辛くあたることもありましたが、善逸は獪岳の努力する姿を尊敬していました。しかし、獪岳が鬼となり、師である桑島慈悟郎が責任を取って自死したことで、普段は温厚な善逸が怒ります。そんな2人は夢限城で再会。善逸は最後まで獪岳を兄として尊敬し、横に並んで戦うことを望んでいましたが、2人の関係は戦いのなかで決着を迎えることとなります。
妓夫太郎（兄）堕姫（妹）
とある事件によって堕姫は瀕死に陥ってしまいます。堕姫を救う為、鬼になることを躊躇わなかった妓夫太郎。その行動の根底にあるのは「妹を助けたい」ということでした。鬼になる前から兄妹だった彼らは、妹を守る兄。兄を慕う妹。その関係は鬼になってからも変わりませんでした。戦いの中でも堕姫は妓夫太郎へ助けを求め、妓夫太郎もそれに応えています。炭治郎たちとの激闘の末、頸を切られてしまった妓夫太郎と堕姫の最後の言葉は互いを思い合い、最後は鬼としてではなく、人として、兄妹として兄を愛する妹、妹の幸せを願う兄として散っていきました。
煉獄杏寿郎（兄）煉獄千寿郎（弟）
炎柱となった煉獄杏寿郎に対して、弟の煉獄千寿郎は剣の才能が無く、呼吸の継承は行えませんでした。しかし、兄を尊敬し、煉獄杏寿郎もまた弟のことを大事にしていました。
まとめ
今回は炭治郎と禰󠄀豆子の他にも！【鬼滅の刃】で描かれた兄弟愛まとめについて紹介しました。物語の魅力でもある兄弟愛ですが、死の間際に思いが届くシーンが多いので、歯がゆさもあり、胸が熱くなります。更に『鬼滅の刃刀鍛冶の里編』の続編となる『鬼滅の刃柱稽古編』のテレビアニメ化も決定しました。気になった方は是非チェックしてみて下さい。
