2022年11月11日に新海誠監督の映画『すずめの戸締り』が全国ロードショーされます。
新海誠監督の前作『天気の子』同様に、『すずめの戸締り』でも4人組ロックバンドRADWIMPSが音楽監督を務めることでも注目を集めています。
RADWIMPSと新海誠監督といえば、『君の名は。』からタッグを組み、RADの曲たちが映画を彩っていることも知られていますよね。高い音楽性で人々を魅了し続けているRADWIMPSですが、もちろん新海誠監督作品以外でも映画の主題歌を務めています。
そこで今回は、高校1年の時にRADWIMPSと「25個目の染色体」で出会い、応援し続けてきた筆者がRADの曲が主題歌となった映画をご紹介していきます!
RADWIMPS 曲が主題歌となった映画は6作品!
RADWINPSが主題歌を手がけ、作品を彩った映画は公開順に次の通りです。
- トイレのピエタ
- 君の名は。
- 空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎
- 天気の子
- キネマの神様
- 余命10年
冒頭でお伝えした通り、RADWIMPSといえば「前前前世」や「天気の子」で新海誠監督の作品に参加していることは説明不要なほど知られています。そのため、ここではこの新海誠監督作品の2つを割愛し、残りの4作品をご紹介します。
『トイレのピエタ』(2015年6月6日公開)
RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さんが主演の映画『トイレのピエタ』。その主題歌に「ピクニック」が採用されました。
『トイレのピエタ』とは、漫画家・手塚治虫さんが亡くなる前の日記の最後のページに書いていた作品の構想のことで、この映画はそれを原案としています。この作品に対して手塚治虫さんの娘・手塚るみ子さんは次のようにコメントされています。
『トイレのピエタ』の試写を観てきました。この映画の存在を知った時、正直タイトルにそれを使って欲しくはありませんでした。そして今日その完成作を観てあらためて使って欲しくはなかったと思いました。松永監督そして関係者の皆様、ごめんなさい。私個人の想いと手塚プロの考えは違うのです。
— 手塚るみ子 (@musicrobita) March 10, 2015
るみ子さんにとって父の遺品のようなものなので、誰かの意訳による形での作品と言うのは受け入れ難いところもあったのでしょう。
ただ、ネットの声は「号泣した」、「本当に名作」などの声もあり、評価は高いようです。
『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(2018年2月24日公開)
『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』は、弘法大師としても知られる真言宗の開祖で、遣唐使として中国に渡った若き日の空海を主役に描く、日中合作の歴史ファンタジーミステリーです。この作品には主題歌としてRADWIMPSの「Mountain Top」、日本語版の挿入歌に「Shape Of Miracle」が採用されています。
主人公の空海役に染谷翔太さん、空海の相棒となる白楽天を中国の人気俳優ホアン・シュアンさん、物語の鍵を握る楊貴妃を台湾出身のチャン・ロンロンさん、さらには阿部寛さんや松坂慶子さんという豪華俳優陣が参加していますが、ネットの評価は賛否両論という感じでした。
『キネマの神様』(2021年8月6日公開)
松竹映画の100周年を記念した作品で、人気作家・原田マハさんの小説を山田洋次監督が映画化した『キネマの神様』。この作品は、主人公のゴウ役を志村けんさんが務める予定でしたが、志村けんさんが新型コロナウイルス感染症により亡くなったことから、沢田研二さんが志村さんの意思を継ぎ、代役としてゴウを演じたことでも話題となりました。
主題歌には、RADWIMPSと若き日の主人公を演じた菅田将暉さんがコラボした「うたかた歌(feat.菅田将暉)」が採用され、作品を彩りました。
『余命10年』(2022年3月4日公開)
小坂流加さんの小説が原作の『余命10年』は、小松菜奈さん・坂口健太郎さん主演で映画化されました。
RADWIMPSとしては、初めて実写映画で全編音楽を担当した作品で、主題歌は「うるうびと」が採用されました。ネットでの評判も好評で、涙なしにはみられないというコメントが多くみられました。
最後に
非常に高い音楽性で主題歌だけでなく、映画全体の音楽を担当することが増えてきている、RADWIMPS。ボーカルの野田洋次郎さんは、歌だけでなく、役者としても表現する場を広げており、その多彩な才能に嫉妬してしまうほどです。
これからも多くの作品に楽曲提供をして、映画ファンを魅了していってくれることに期待しましょう!