「意思」と「意志」の違いは何?ややこしい日本語を徹底比較してみた

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「意思」と「意志」は、日本語の中で混同されやすい言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。このように、日本語には同じに見えても違う意味を持つ言葉があります。本記事では、ややこしい2つの単語の意味や使い方を比較し、その違いを解説していきます!

ややこしい!似た意味を持つ日本語3選

「意思」と「意志」

「意思」と「意志」は似たような意味を持つややこしい言葉ですが、微妙な違いがあります。 一言で説明すると、「意思」は気持ち、「意志」は意欲を表します。

「意思」は「思い」に重点を置いて使用され、何かをしようとするときの心持ちを表します。

一方、「意志」は、「目的に対する意欲」を表す言葉です。また、意志は「弱い」や「強い」と表現されることがあります。

「意思」の意味

しようとする考え。思い。

(例:「本人の意思を尊重する」「彼は留学する意思を持っている」)

「意志」の意味

どうしても、これをしよう、またはしまいという積極的な心ぐみ。「―が強い」「―薄弱」。強いはっきりした意向。

(例:「彼は強い意志を持って目標に向かっている」「彼は意志が強く、上司の反対意見に負けず自案を押し通した」)

「意味」と「意義」

意義 意味 わかりやすく解説します。どちらも言葉の内容、価値を表す単語ですが、微妙な違いがあります。一言で説明すると、「意味」は表面的な内容、「意義」は社会的・個人的な価値を指します。

「意味」は、単語や文章、出来事などが持つ表面的な意味を指します。

一方、「意義」は、より個人的・思想的な内容や価値を表す言葉です。社会的な意味合いや価値を強調する場合に使われます。

「意味」の意味

  1. 言い手がどんな捉え方でその表現を選んだかに関わる、言葉の表す内容(と味)。更に広く、言語以外の表現にも言う。
  2. 行為・表現・物事の、それが行われ、また、存在するにふさわしい、価値。

(例:「この言葉の意味を知りたい」)

「意義」の意味

  1. その言葉によって表される内容。
  2. 行為・表現・物事の、それが行われ、また、存在するにふさわしい積極的な(すぐれた)価値。

(例:「彼の行動には社会的な意義がある」)

「以降」と「以来」

「以降」と「以来」はどちらも時間を表す言葉ですが、微妙に異なる意味を持っており、ややこしいです。 「以降」は、「ある時からずっと」という意味で、過去や未来に対しても使えます。一方、「以来」は、「過去のある時点から現在までずっと」という意味で、未来のことには使えません。

「以降」は、ある出来事から後の時間を示す際に使われます。

一方、「以来」は、特定の出来事の後の時間を指します。その出来事を起点として、それ以後の経過した時間を表現する際に使います。

「以降」の意味

それよりのち。それから。

(例:来月以降、新しい計画を立てる)

「以来」の意味

その時からこちら。それから今まで。

(例:昨年の夏以来、彼女に会っていない)

まとめ

今回の記事では、ややこしい日本語の違いについて比較しました。日本語の微妙なニュアンスや使い分けについては、日本人でも理解することが難しいです。これらの言葉の違いを把握することで、正確な表現やコミュニケーションの幅が広がることでしょう。ぜひ、日本語の表現の豊かさを感じながら、記事を参考にしていただければ幸いです。

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