現地時間2021年10月11日(月)から10月17日(日)まで開催された「VCT APACラストチャンス予選」は、「VALORANT Champions 2021」への出場権を獲得するための、最後のチャンスでした。悔しいことに、日本代表の「Northeption」は、決勝戦でタイ代表「FULL SENSE」と対戦し、2-3で敗れて準優勝となりました。
「Northeption」x「FULL SENSE」
決勝戦はBo5(Best of five)で、なんと5戦フルセットの激しい戦いが繰り広げられました。Upperファイナルでの「FULL SENSE」との対戦では、「Northeption」は2-1で勝ちましたが、決勝戦での再戦では5マップ目まで持っていったものの、約5時間半の熱戦を終え、2-3の結果で準優勝となり、世界大会出場権は獲得できませんでした。決勝戦後のインタビューでは「Northeption」チームのseoldam選手は「あと1セットだけ取れれば優勝だったので、本当に悔しかったですが、ファンの皆さんの応援が力になりました」といったコメントで、TENNN選手は「今回は負けたので、来年は勝ちます。絶対に勝ちます。APACでも勝つし、その上の世界大会でも勝てるくらいの実力をつけてきます」とポジティブな発言をしました。来年の世界大会が楽しみですね。
「VALORANT Champions 2021」の出場チームは
12月1日から12日まで(現在時間)ベルリンで開催される世界大会「VALORANT Champions 2021」は、シーズンを締めくくって、今年の世界王者を決める公式大会です。今週行われたVCTラストチャンス予選により15チームが出場確定しており、あと1チームは試合が延期された「VCT NAラストチャンス予選」で決まります。もう1チーム欲しかったのですが、日本代表として「Crazy Raccoon」だけが出場します。「VALORANT Champions 2021」に出場するチームはこちらです。
権利獲得 | チーム |
Masters Berlin 優勝 | Gambit Esports |
アメリカ1位 | Sentinels |
アメリカ2位 | Team Envy |
ラテンアメリカ1位 | KRÜ Esports |
ブラジル1位 | Team Vikings |
ブラジル2位 | Vivo Keyd |
EMEA 1位 | Acend |
EMEA 2位 | Fnatic |
韓国1位 | Vision Strikers |
日本1位 | Crazy Raccoon |
東南アジア1位 | X10 Esports |
東南アジア2位 | Team Secret |
アジアパシフィック1位 | FULL SENSE |
EMEA 1位 | Team Liquid |
ラテンアメリカ1位 | FURIA Esports |
北アメリカ1位 | ラストチャンス予選 通過チーム |
VCT NAラストチャンス予選が延期
新型コロナウイルス感染症の予防を考慮し、ロサンゼルスでオフライン開催されるはずだった「VCT NAラストチャンス予選」は、施設内よりオンラインのリモートサーバーで試合は実施されました。その為、試合中にサーバー問題が何回も起こり、選手やファンより苦情があり、予選の延期が発表されました。
「100 Thieves」チームのnitr0選手は試合開始までオンラインのリモートサーバーで試合しているなんて想像もしなかったと述べていました。同チームのHiko選手も残念そうに、オフラインの環境ながらのオンラインプレイで、pingがゼロではないことに違和感を感じていると述べていました。それだけではなく、サーバーのラグがひどかったため、ラウンドの勝利獲得に影響があったり、試合が停止したり、問題が山積みでした。